化粧土・白化粧土・色化粧土
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「化粧土」(けしょうど・けしょうつち)とは、陶芸の化粧掛け技法に使われる材料。
白土が希少だった時代、白い器に憧れた先人が考え出した、歴史ある陶芸技法です。
成形後の生乾きの時に化粧土を掛ける「生掛け」が一般的です。
生掛けは、作品の生乾き具合がポイントですが、タイミングが
難しい場合は、より失敗の少ない方法として、素焼き後の
化粧掛けもOK。化粧土を掛けた後は、デザインを施すなど
してから、もう一度素焼きし、釉掛け・焼成をします。
化粧土の技法は、伝統ある全国各地の窯場で親しまれ、
様々な技法が生み出されました。
粉引き・刷毛目・打ち刷毛目・飛びかんな・象嵌(ぞうがん)・
三島手(みしまで)など、化粧土の技法はバリエーション豊か。
大分県・小鹿田焼(おんたやき)は、打ち刷毛目・飛びかんな
と呼ばれる美しい化粧土技法が有名な伝統工芸です。
民藝の父・柳宗悦とともに活躍した、英国人陶芸家
バーナード・リーチもスリップウェアの化粧土技法を好み、
穏やかでお洒落な化粧土作品を作り続けました。
茶の湯の世界でも化粧掛けの「粉引き茶碗」「刷毛目茶碗」や、
象嵌を施した「三島手茶碗」など、文化財として価値のある
作品も多くあり、それらの技法は、和食器や花器などの
幅広い作品づくりに応用できます。
広く深い陶芸の世界をお楽しみいただける化粧掛けの技法。
伝統的な作品の良さを再認識することにもつながります。
化粧土には『生白化粧土』『粉引き白絵土』『色化粧土』が
ありますので、お好みの化粧土で作品作りをお楽しみください。
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