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・・・必ず使うもの ご紹介の技法には、この商品をお使いください。
呉須は、濃すぎると、焼成時に釉薬を弾いてしまうことがあります。(釉ハゲ、釉メクレ)
骨描き(こつがき)で縁取り線や枠線を描いた後、ダミ塗りをします。用意するもの(主な陶芸用品)
・・・あれば便利/他の陶芸用品で代用可能なもの
(※制作工程順に記載)
作り方・手順
1. 呉須絵の具(粉末)を乳鉢に入れる
呉須絵の具(粉末)は、水を混ぜるだけでも使えます。水を加え、乳鉢・乳棒でよく擂ると、キメが細かくなり、ダマも出にくくなります。のり剤があれば、定着力が増し、筆の伸びも良くなります。
必要量の呉須(古代呉須)を、乳鉢に移します。絵の具をブレンドする際は、スプーン摺り切りで○杯分、と計っておくと、後で同様の色を作る時の参考になります。
古代呉須(スプーン2杯)に、海へき呉須(スプーン半量)程度を加えます。単体でも、混ぜてもOKです。お好みで調整ください。(※正確に混ぜる際は、デジタル秤などで計測ください。)
2. 水・のり剤を混ぜてする
霧吹きは、水の量を調節しやすいのでおすすめです。水を加えたら、乳棒をぐるぐる押しまわしながら、すります。濃い時は、水をさらに加えます。
水を適量加えながら、まんべんなくすり合わせます。ペースト状では濃すぎるので、水をさらに加えて混ぜます。サラサラ感が出る程度に調整します。
のり剤(絵の具用接着剤B-1)を3滴ほど垂らして混ぜ、すります。適量の水を加えて、濃度を最終調整し、すり合わせれば出来上がりです。
3. 菊皿に絵の具をのせ、濃度を調整する
出来上がった呉須を筆で梅皿に移します。水を適量加えて、一番濃い状態の絵の具を作ります。不要な素焼き片に試し描きしながら調整します。
濃い・中くらい・薄いの3パターンを中心に、作品のイメージに合わせて数色作ります。骨描き用(枠線や縁取り)は濃い目、ダミ塗り用は薄目を使います。
作品に描く前に、不要な素焼き片で試し描きして、濃さを確認します。絵の具が盛り上がる状態では濃すぎる(釉薬をはじくことがある)ので、適宜薄めます。
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古伊万里のような古風な藍色が出せる伝統の絵の具。和の情緒たっぷりの染付けに。他の呉須とのブレンドもできます。
水で溶いた呉須絵の具に少量添加すると、筆の走りが良くなります。定着力が増し、こすれてもはがれにくくなります。
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ワンポイント アドバイス
呉須の濃度について
素焼き片に試し描きした時に、呉須が盛り上がるようだと濃すぎますので、水で薄めて調整ください。
また、濃いと、筆の運びが悪くなり、線が続かず、かすれます。
筆の運びがスムースになるよう、適度な濃度に調整してください。
呉須の絵付けについて
ダミ塗りは、薄く溶いた呉須で行います。
素焼きは、吸水性が高いので、ダミ筆には多めに絵の具を吸わせておきます(垂れない程度に)。
塗る時は、水滴を薄く延ばすような感覚で塗り広げると良いと思います。
穂先を塗り面から離すと、ムラが出ます。
なるべく穂先を付けたまま塗り広げると、ムラが出にくくなります。
多少のムラは必ず出ますが、ムラも染付けの味わいのうちですので、楽しんで創作してください。
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