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ろくろ成形時に、中心がしっかり取れているほど、きれいな線が描けますが、線のブレは、手作りの味わいです。
線描き(骨描き)は、先細で毛足の長めの筆(面相筆)をお使いください。
釉抜き剤は、油性と水性の2種類があります。用意するもの(主な陶芸用品)
・・・あれば便利なもの
(※制作工程順に記載)
作り方・手順
1. 高台(こうだい)に釉抜き剤(釉薬用・撥水剤)を塗る
素焼きができたら、軽く濡らしたスポンジで表面のホコリを拭き取ります。ホコリによる釉薬の不具合を防ぎます。バリは細工かんなや、耐水ペーパーで落とします。
釉抜き剤を容器に移します。油性は溶剤系のため、ガラスや陶磁器など、溶けない容器が最適です。換気をして、エプロンなどを付けて作業ください。
釉抜き剤を筆に含ませて、高台内を塗ります。(今回は蛇の目(ジャノメ)高台のため高台内を塗っています。)※釉抜き剤は、修正できないのでご注意ください。
畳付き(卓上に接する部分)に塗ります。ろくろを回転させて塗ります。肘が浮かないように、テーブルに肘を付けながら作業すると、手先がブレにくくなります。
本焼き時の釉薬のひっつきを防ぐため、高台の外側、立ち上がりの2mm程度に釉抜き剤を塗ります。筆の腹で塗ると、塗りやすいです。
穂先が固まらないうちに、すぐに拭き取っておきます。ティッシュで絞るように、穂先がさらさらになるまで拭きましょう。(※釉抜き剤専用の筆を用意してください。)
2. 鉛筆で下描きをする
中心に置きます。ろくろを回転して、ブレが出ていたら、中心にくるように調整します。鉛筆で筋を付けると、中心が出ているか、確認しやすくなります。
十字を描くイメージで4分割し、口縁に印を付けます。目分量でOKです。きっちり分割する場合は、正円にカットした紙を数回半分に折り、目印にします。
4分割の中心に印をして、8分割し、鉛筆で印を付けます。同様に、8分割の中心に印をつけて、16分割します。シャープペンが細く描けるので、おすすめです。
手ろくろを回しながら、外側に4分割の横線を、高台際にもう一本横線を引き、ます。次に、口縁の16分割の印から、垂直に降ろすように、縦線を引きます。
手ろくろを回しながら、見込み(作品の内側)に二重線を描きます。お好みにより、描かなくてもOKです。ねりピタで作品を固定すると描きやすくなります。
見込みの飾りとして、七宝模様を描きます。お酒を注いだときに、この模様がゆらゆら揺れる風情を楽しめます。お好みにより、描かなくてもOKです。
3. 呉須(ごす)絵の具で絵付けをする
呉須絵の具を面相筆に含ませて、内側から描きます。(外側から描くと、内側を描く時に、外側の絵が指で汚れるため)手ろくろを回しながら円を描きます。
手ろくろを回しながら、口縁の二重線を引きます。肘が浮かないように固定して描くと、穂先が安定して描きやすくなります。お好みにより、描かなくてもOKです。
七宝模様の骨描きします。(こつがき:輪郭線を描く)見込みの底部は描きにくいですが、丁寧に描きましょう。線が失敗しても、削って修正できます。
骨描き内を、ダミ塗りします。ダミの呉須絵の具は、水で薄めに溶いておきましょう。薄すぎるようで丁度良いかもしれません。お好みで濃度を調整ください。
下描き線を目安に、手ろくろを回しながら、横線を引きます。少し多めに呉須絵の具を含ませると、かすれずに描けますが、描きやすい分量を調整ください。
下描き線に合わせて、縦の線を引きます。利き手の小指を作品の縁にかけながら描くと、穂先が安定します。垂直に、すーっと線を降ろしていくイメージです。
線がはみ出たり、太すぎたりした時には、削って修正することができます。先端が鋭利な粘土カッターや、平線アルミべらセットがとても使いやすく、便利です。
市松模様の格子を、互い違いにダミ塗りします。呉須の絵を指で触れて汚さないように、縁と底を持ちながら描きます。水分を延ばす感覚で塗りつぶします。
塗りつぶし部分の濃さは、お好みで調整ください。薄目に塗っても味わい深い作品に仕上がります。あとは染付け釉を掛けて、本焼きします。
おすすめ商品
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ワンポイント アドバイス
絵付けについて
まずは、自由に、お絵描き感覚で、呉須の絵付けをお楽しみください。
簡単な模様から始めてみましょう。
呉須の線描き・ダミ塗りについて
水含みが良い筆なら、細い線を長く描けます。
少し多めに呉須絵の具を筆に含ませて、 水分を引き延ばす感覚で描いてみてください。
ダミ塗りは、ダミ筆を使い、多め(垂れない程度)に絵の具を含ませて、水分を薄く延ばす感覚で塗りつぶします。
釉抜き剤について
油性は強力な撥水効果がありますが、臭いが強いので、換気をしっかりしてください。
素焼きの余分なところに付くと、染み込んで落とせないため、垂れない程度を筆に含ませます。
また、筆が固まりやすいので、釉抜き剤専用の筆を用意します。
使用後は、ティッシュなどで穂先がさらさらになるまでよく拭いてください。
水性は、油性のような臭いは少なく、筆の水洗いができます。
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